カラバオ 〜プレーンプアチウィットの一時代を支えたバンド〜

プレーンプアチウィット(生きるための歌)というジャンルができたのは、1970年代はじめである。
カラワンから生まれたこのジャンルは、次の1980年代
カラバオとカトーンの二大バンドを生み出すことになる。
カラバオは一時期解散していたが、結成15周年目に再結成した。
 社会に対する様々な疑問、怒り、悲しみを歌にするというこのスタイルは、
現在でも熱狂的なファン層を持つものであり、いぜんタイにおけるその人気、影響力は衰えてはいない。
わたしは、カラバオを初めて聞いたとき、曲調がとても新鮮で、
なにかなつかしい気分にさせてくれるメロディーに、歌詞が全くわからないのにも関わらず、感動した。
それから、アルバムを買い、いろいろな曲を聞くにつれて、カラバオの魅力に完全に取り憑かれてしまった。
初期のフォーク時代のものから、後期ワーナータイランドに移籍してからの、完成度の非常に高いものまで、
どのアルバムを聴いても特徴のあるカラバオサウンドが楽しめる。
個人の活動も活発で、エート(ボーカル)、レック(ギター)などはソロアルバムを数多くだしている。

さてバンドの一番の特徴は、リーダーであるエートの力強く訴えかけてくるボーカルではないだろうか。
彼の出身がルークトゥン歌手の宝庫であるスパンブリーというところからも
、幼少時代かなりの影響を受けたものが現在のスタイルに影響を与えていると思われる。
彼の家は貧乏ではなく(というよりお金持ち)、
フィリピンに大学留学したエートが当時の仲間と共に作ったバンドがカラバオである。
カラバオとはタガログ語で水牛を意味する。なるほど、よくアルバムを聴くと、
牛に関する話題が多いのもうなずける。
タイでも、最近の急速な高度成長により、
タイの若者はプレーンプアチウィットよりもアイドルが歌うタイポップの方に人気が集まるのは
ごく当たり前の現象である。
私はタイサーコン(タイ歌謡曲)も好きだが、
それはあくまでもヨーロッパ、アメリカ、あるいは日本の音楽に近くインパクトに欠けることが多い。
そういう意味においても、プレーンプアチウィットは、
タイの現在、社会問題を伝える独特のジャンルであると私は思う。

最近、カラバオの活動が活発になりつつあるのは、嬉しいかぎりです。
アジア大会での主題歌や、VCDカラオケのカラバオ大量発売によって
再びカラバオブームがタイ人の間で盛り上がっています。
最新作「コンタイルプラオ」でもタイ人の存在価値を示し、またビアチャーンとのタイアップもあり
大ブレイクしました。
民衆に訴えかける曲をいつまでも作り続けてほしいものです。



エモリさんのカラバオ福岡来日ライブ報告レポート


「メードインタイランド」

メーインタイラン ダンディンタイラウ ケップカンチョンカウラウミーテーコーンディーディー
マータンテーコーンスコータイマーロッブリーアユタヤトンブリー
ユッサマイニーペンコートーモームアンティーコントックトー
〜マイアウ ヤーパイワーカウナー〜
メーインタイラン チャローンラムタムプレーンコーラムルックリーラー
ファランアープチョープチャイテーコンタイマイヘンカー
クラウノーイナーワークンカーニヨムマイタンサマイ
メーインタイラン レーウクライチャラップチャカーン フー
〜チャンワーマンナーチャミーコンティーラップピッチョープバーン〜
メーインタイラン フェ−ンフェーンカウチャイ
プリッポンコンタイチャイエーンタムエーン
タッイェップスアパーカーンコーンカーンケーンカーンケーンイーン
(チャノーイネー)レーウクンクルアンビンパイローンカウマー
コンタイダイナー〜ファランマンカーダイグァン
メーインタイランポーケーウォンタームラーンカーマーキッパーイキッタラーワーメーインジャパン
コーカーイディッヤーイディーミーラーカークイカンダイワー
マンマーターンダァン
タンタンサマイマーチャークメークカーキーン
カウマイダイロークラウキン
プアックラウナンロークトゥアエーン オーイ